【厳しい?】人材育成に臨んで思っていること
2018年2月13日(火)
テーマ:お仕事に対する考え方, 経営について
私、昔から人材育成に関しては思っていることがありまして、今回ちょっと書いてみたいと思います。
徒然な記事になるかもしれません。乱文もご容赦ください。
魚にたとえて考えてみる
人材育成を考えるうえで、採り得る選択肢は、3つあると思います。
ここで突拍子ないかもしれませんが、魚にたとえて考えてみます。
一番説明しやすい例かと思ったので。
ある海辺。あなたは漁師です。
目の前には、お腹がすいて困っている人がいます。(でも、死ぬまでではない)
あなたは、なんとかしてあげたい。
そんな時の選択肢は、次の3つではないでしょうか。
(1)魚をあげる。
釣った魚をあげます。一番手っ取り早くお腹を満たせます。
(2)魚の釣り方を教える。
てっとり早く飢えを満たすのは魚を穫ることだと教え、一番近道である魚の穫り方を教える。
細かく指導する。
(3)魚の釣り方に気づくための方法を教える。
魚の釣り方に「気づくための方法」を教える。
この方法がいいよ~とか、こうやったら釣れるよ~を教えるのではなく、
「釣るということに気づくためのきっかけ」を提供する。
それぞれの利点、弱点
それぞれ、利点と弱点があると思います。
そこを書いてみますね。
(1)魚をあげる。
↑ ↑
メリット:飢えをすぐに癒せます。
デメリット:でも釣り方を知らないので、えさを待つ鯉と一緒。
いつまでも魚を与え続けなければなりません。
(魚でとりあえず飢えをしのいだ上で釣り方を教えるのもありますけど、今回は除外。)
魚を与え続けるので、自分の扶養義務者が増えるのと同様で、全体の生き延びる率が低くなります。
(2)魚の釣り方を教える。
↑ ↑
魚を穫ることが一番の近道であることを教え、そのうえで釣り方の種類、釣り方を教えます。
メリット:手っ取り早く、最短で、釣り方を会得することができる。
デメリット:なぜその方法になるのか、自分の頭で考え導いたものではないので、方法論としてだけ認識されやすい。
(3)魚の釣り方に気づくための方法を教える。
↑ ↑
まずは穀物を育てるのではなく、魚を獲って食べることが、空腹を満たす一番の策であると気づいてもらう必要があります。
魚を穫るには「釣る」「網で漁をする」「潜ってモリで突く」「育てる」といった選択肢があり、その中で「釣る」ということが一番手軽でそこそこの収穫が見込めることに気づいてもらう。
そして魚の釣り方を知るきっかけを提供し、釣るための道具の作り方、釣り方を学んでもらう。
メリット:状況を見て最適を決める能力、選択肢を導き出す能力が備わる。自分で会得した感覚になる。
デメリット:その人は、気づくかもしれないし、すぐに気づかないかもしれない。
もしかすると、一生気づかないで終わるかもしれない。
どれを選ぶのか?
どれを選ぶかは各人各様かと思います。
このブログ記事では「わたしは」という話なので、書きたいと思います。
わたしは、
(3)魚の釣り方に気づくための方法を教える。
を選びたいと思ってます。そして、今までやってきたつもりです。
もちろん、基礎的なことはオフィスのメンバー等から教えてもらいながら。
人材育成の方法としては一番時間がかかるものかもしれません。
我慢も忍耐も必要です。
それに人材育成の方針としては厳しいと思います。
手とり足とり教えませんので。
それと、ふと思い出しました。
補足で書きます。
実は1つ、悔しいことがあります。
これ我慢も忍耐もそれは良いのですが、この方法、具体的に出てくる現象としては「気づくための方法をそれとなく、感づくように用意しておく」というものです。
打ち合わせ等では、ずばりの回答を出すのは、出すこともありますが、頻度としては少ないです。
相談を受けた時もそう。
本で気づいてもらいたくて、図書カードを渡すこともあります。先人たちの智慧は利用しない手はありませんから。
上で出てきました「自分で会得した感覚になる」。
最適解を導き出すのは、あくまでも自分です。
なので、最初から最後まで自分自身でやった気持ちになる。
それが、他人から言われてやったことではなく、「自分ごと」になり、実になってゆく。
悔しいのは、自分ごとになった結果どうなるのかというと、「放っておかれた」になる。
絵に描いたように、そうなる。
それはそれで良いです。
最終的に、優秀な人材に育っていただければ。
現実に、当社の職員は、自分で解を導き出す判断する能力が高いと思います。
「どうすればいいんですか?」という質問が少ない。
ただね、仕方ないんでしょうね。
「放置」の件。代表者として背負ってゆく重しみたいなものかもしれません。
「(3)魚の釣り方に気づくための方法を教える。」を選んだ時点での帰結点なんでしょうね、という、それだけ。
そんなこんなで、書きなぐってみました。
なんだかこの記事書いていて、「(2)魚の釣り方を教える。」がいいように思えてきました。
そうしようかなぁ。
あと一年くらいかけて、考えてゆきたいと思います。
投稿者:崎田 和伸
パネラーを務めさせていただきました
2017年11月22日(水)
テーマ:経営について
お声がけいただいて、こちらのイベントでパネラーを務めさせていただきました。
https://www.facebook.com/events/2021796801438439/
パネラーは3名。
行政書士法人GOAL 代表 石下 貴大 氏
吉島合同事務所代表 河野 雅好 氏
そして、わたしです。
内容は、
・事務所経営や法人組織化について
・ストックビジネスとフロービジネスについて
・マーケティングや広告戦略について
・他士業や他社との連携について
・士業事務所にとっての雇用について
などなど。
パネラーの席から撮影。写っているのは、石下行政書士です。
商業出版を6冊もしている、業界の有名人です^^
事務所代表が3名集まって、本気で議論したら、いろんな発見がありますね。
ほんとに勉強になりました。
今回の3人はそれぞれ、全く違う経営スタイル。
同じ行政書士でも、選んでいる道が全く違う。
正解は無いんだな、とつくづく思いました。
できるかぎり新鮮で正確な情報を仕入れて、
いかに自分の道をみつけるか。
その点に自社の栄枯盛衰がかかっているような気がしてなりません。
これは行政書士業界に限らず、どんな業界でもいえますね。
AI(人工知能)の生活への浸透、シンギュラリティ※の到来など、わたしたちの「仕事」「生活」の環境は大きく変わろうとしています。
※人工知能が人間の能力を超えることで起こる出来事を指します。
そういえば、AIの発達により、どうなるのか、について。
著名な経済学者 ジョン・メイナード・ケインズ(1883~1946)は、
「100年後、人類は歴史上初めて、余暇をどう楽しむか悩むようになる」
と予言しています。
また「2030年までに1週間の労働時間は15時間になる」と予測しています。
最近の経済学者の予想では、「20年間で、世の中の仕事の50%は無くなる」というのも出ています。
誰しも例外なく、そういう現実にさらされる。
時代を読み取り、新鮮で正確な情報を得て、自らが変わってゆかねば、これからの時代、おそらく生き残ってゆけません。
それだけ、大きな波が押し寄せようとしています。
話がずれてしまったかもしれません。
でも、わたしは昨日パネラーをして、そんなことを考えていました。
いま経営している人、これから起業する人は、いままで以上に、
脳みそに汗をかかないといけないのではないでしょうか。自戒ふくめて思います…。
結論
脳みそに汗をかいた人だけが生き残る。
ということで、乱文でした・・・。
「パネラーを務めさせていただきました」でした。
投稿者:崎田 和伸
ザ・プロフェッショナル広島に掲載されました。
2017年11月20日(月)
このたび、ザ・プロフェッショナル広島、というウェブサイトに掲載いただくことになりました。
このサイトは、
「広島近郊を拠点に各分野で活躍しているスペシャリストを紹介するサイト。面談のうえ、実績と信頼性あるプロだけを直接取材して掲載しています。」というウェブサイトです。
※トップページから抜粋。
掲載されている数がすごい。いろんな職種でいろんな専門の人たちが網羅されています。
すごいですよね。
私の掲載ページはこちらです。
丁寧に取材くださって、ありがたい限りです。
●起業・開業を多方面からサポート
●県内トップクラスの申請実績
●必要な分だけの会計代行で合理化
●融資申請・決定は中国五県で最多
という4つのカテゴリでまとめてくださいました。
実は、今だから話せるんですが、約16年前くらい~6年くらい前まで、約10年間、掲載していただいていました。
ちょうど6年くらい前、当事務所は「倒産」しかけていました。
そのころについて、わたしのプロフィールから抜粋。
↓ ↓
何度目かの挫折。事業の方向性を変えるくらい大きなものでした。
拡大志向の限界です。この頃、拡大志向ゆえに中堅・大手企業さまからのご依頼が多くなっており、慢性的な赤字に苦しんでいました。
そんな中、日本政策金融公庫から、融資を断られました。
「一度断られたくらいでどうした!?」と思う方がおられるかもしれませんが、いろいろ考えた結果、「あんたはダメ経営者だよと言われた」と捉えました。
ともかく「拡大すれば皆が幸せになる」という志向を見事に打ち砕かれたことになります。
倒産の危機に陥りますが、何とか持ちこたえます。
↑ ↑
融資を断られたときの書面がこちら ^^;
ついでにこちらもご興味あればどうぞ。(Storys.jp)
「ワシに幸福をもたらしてくれた、たった一枚の紙切れ」のお話。(PCの方は新しいタブ)
あの頃(だいたい)、今回ご紹介しているウェブサイトの契約の更新を断念せざるを得ませんでした。
とても悔しかった。
ここで、再び、契約できて、掲載できるようになって、なんだか感慨深いものがあります。
やっと立て直した!たぶん…
(まだまだひよっこなのは、間違いない)
自分の中では、そんなイベントちっくな感覚です^^;
ということで、これからぜひご覧ください。
ザ・プロフェッショナル広島(崎田 和伸)(PCの方は新しいタブが開きます)
投稿者:崎田 和伸
パネルディスカッション出演させてもらいます
2017年11月17日(金)
パネルディスカッションに出演させてもらうことになりました。
イベントページ こちら ↓ ↓
https://www.facebook.com/events/2021796801438439/
ある日、「やりませんか?」とお誘いが。
勉強になるし、何より楽しそうなので、二つ返事で「いいですよ」とお答えしました。
主催は、広島の若手行政書士の会である、広島行政書士研鑽会さんです。
会社運営、事務所経営のお話は好きです。
というか、情報に飢えています。
法律は読み込む、周辺のことを学ぶ、といったものが可能です。
でも、事務所運営のことは、なかなか学ぶ機会がありません。
すごく楽しみです。
ここまで読んで下さったら、「あれ?」とお思いかもしれません。
完全に聴衆の立ち位置にいる…
そうです。
完全に聴衆の意識ですね^_^
すごく聴きたい。
でもここまで書いて思いました。
来てくださる方のために、精一杯、お話もしようかと。
準備しますね。
もしあなたが士業(や資格を取って開業予定の方など)で、
今回のディスカッションで少しでも参考になるようでしたら、ぜひ、お越しください。
会場でお待ちしています。
お会いすること、楽しみにしています。
11月21日(火)18:00~20:00
イベントページ こちら ↓ ↓
https://www.facebook.com/events/2021796801438439/
ご参加は、上記ページで「参加する」か、広島行政書士研鑽会さんまで、お願いいたします。
たぶん懇親会もあると思いますよ。たぶん、参加自由。
(この辺、情報つかんでおりませんで、心苦しいです)
投稿者:崎田 和伸
行政書士法人の運営と経営者とは?を知る旅【神戸】
2017年9月17日(日)
テーマ:経営について
神戸出張へ行って参りました。
全国の行政書士法人の代表者、役員さんのうちお声がけできる方にして、ある会議を行いました。
千葉、奈良、名古屋、広島、神戸の行政書士法人の代表、役員にて。
法人運営を学ぶめったにない機会なので、弊社の役員である楠元も一緒に参加させてもらいました。
また会議には、行政書士法人きずなグループの会長も参加くださいました。
(ドキドキしました~)
遠くから来てくださって、ほんとうに有り難い限りです。
一番遠く、千葉から来て下さったのは、私の戦友である中谷綾乃さんです。
生き様といいますか、七転び、八起き具合(?)がよく似ていて、距離は離れていますが、ともに闘っている感じ、とでも言うのでしょうか。
戦友です^^;
会議の会場は、神戸の行政書士法人きずな神戸さん。(新しいタブ)
おそらく日本最大の行政書士法人です。
集まってくださったメンバーであることの会議を行いました。
有意義な会議となりました。
こちらは、会議室の外に貼ってあるきずなグループさんのボランディア活動報告の貼り紙です。
ほんとうに素晴らしい。
~~~
きずな神戸さまのご好意に甘え、当日の会議と会議の合間に「見学」を入れせていただきました。
ほんとご丁寧に案内くださり、すべての部署を見学させてもらいました。
いや~すごい。
いろんなところが、さすが、日本最大。
仕組みはもちろんですが、一人ひとりとの関係を重視した経営をしておられ、勉強になるとともに、ものすごいショックを受けました。いい意味でのショックですよ。
振り返ってみると、あれは規模は関係ないでしょうね。
経営者として在るべき姿を学ぶことができました。
夜はきずな代表自らが懇親の席を用意くださり、ホスピタリティあふれる時の中、有意義なお話ができました。
(有意義すぎて写真なし。。。)
二次会もホスピタリティ溢れていたのですが、写真を撮れました^^;
左から
錚々たるメンバーです。
いやほんと、いろんな情報共有ができました。
あんな機会はそうそう無いです。
たくさんの学びをいただきましたね。
~~~
今回の出張は、わたしに転機をもたらしてくれる気がします。
これからどうなってゆくのか、いやどうしてゆくのか、今でも頭の中を巡っています。
ほんとうに有意義でした。
心から、有難うございます。
投稿者:崎田 和伸