崎田 和伸ブログ「七転び、八起き」

実務家としては失敗は許されません。
でも、経営者としては失敗ばかり。後悔ばかりの小心者です。
ただ「転んでも起きる」を目標に、経営しています。

「5万円と50万円の差」

2020年11月19日(木)

テーマ:日常の雑感、発見、出来事, お仕事に対する考え方

 

行政書士事務所の経営者として、不思議なことがあります。

いつもながら、ここで書くことは、語弊があるかもしれません。

それは

5万円のご依頼と50万円のご依頼の差は、実は、無い

ということ。

 

私は、ご依頼の金額に対する執念がありません。

経営者としては、欠けた能力かもしれません。
社員を抱える者としては、明らかに失格です。

でも、不思議と、差があるように思えないのです。

 

50万円のご依頼は、5万円のご依頼の10倍にあたります。

経営者としては、ご依頼いただけると、安心しますし、嬉しく思うはずです。

 

でも、ご依頼をお受けして、誠意、執務を行い、成果を出す。
その行動に何ら差はないんです。

 

これを忘れてしまうと、50万円のお仕事を、鬼の形相で獲得しようとし、5万円のお仕事を軽視するようになります。

弊社は、行政書士事務所です。
物の売り買いではない、専門サービス業です。

 

専門サービス業の難しい点は、受注することがスタートであること。

受注後のサービス提供期間が長く、成果は、厳しいものを求められます。
※もちろん、売買でも厳しいものを求められる場合も多いです。悪しからず。

 

さて、10倍の差、どこが、違うんでしょう。

しつこいですが、違いはありません。

5万円のお仕事を、しっかりと、誠意をもって行うことで、継続的なご依頼となり、結果、積み重なることになります。

 

士業は、とかく、低金額の依頼に対して、横柄になりやすいです。
私は、どうしてなのか、不思議でなりません。

価値観が多様化し、一般企業化する士業が伸びる時代です。
これからの士業の業界は、変わっていかないと、時代に取り残される気がしてなりません。

 

今日は、ご依頼金額の差について、考えてみました。

「貧すれば鈍する」

2020年11月19日(木)

テーマ:日常の雑感、発見、出来事, 経営について

「貧すれば鈍する」について書かせてもらいたいと思います。

この言葉、お聞きになったことのある方がいらっしゃるかもしれません。

意味は、「貧しいと、何事も鈍ってくる」ということができます。

 

これを経営に当てはめてみると、とても説得力を持つ言葉となります。

わたしは、経営者のみなさんに、「精神的な余裕のために、融資を受けたらどうですか?」と申し上げることがあります。

 

 

無借金経営・・・・美しい言葉ですね。

「借金=悪」と思ってませんか?

これ、個人と事業者では、全く、とらえ方が違ってきます。

※個人とは、純粋な個人。事業者とは、個人事業、法人問わず、事業を行う場合を指します。

個人の場合、借金は、全部とはいいませんがその多くは、「足りない金額を補てんするため」ですね。
生活費、遊興費、その他、いろいろ挙げられようかと思います。

 

事業者の場合は、どうでしょうか。

その目的は、「次のビジネスのための投資」「運転資金のため」です。
もうひとつ、大事な目的があります。
それは「安定、安心のため」です。

個人の目的と、全く違います。

 

個人の場合は、「借金」、事業の場合は「融資」と区別されていることも、両者が、その趣きが違うことを指しています。

つまり、事業者の場合の借金(融資)は、すべてが「悪」ではないのです。

もちろん、事業者が融資を受けることが、「悪」になることは、あります。

無謀な投資、乱脈経営で資金繰りが悪化した場合、など挙げられますね。


事業資金に余裕がないとき、どうなるのでしょう?

具体的に、例示します。

事業者の口座の残高が100万円だったとします。

毎月の支払いが、100万円、毎月の売上が100万円である場合、売上入金時期によっては、口座の残が0を割り込むことが考えられます。

「不安ではありませんか??」

この『不安』が、やっかいです。

 

 

わたしは、次のフローが成り立つと考えています。

 

口座の残金が少ない

夜な夜な不安になる


【受注面】

取るべきではないお仕事を、パクっと取ってしまう。

受注したいベクトルが働くので、受注価格が低くなる。

良いクライアントではないので、業務効率が極めて悪くなる。

長い付き合いができないクライアントばかりになる。

【外注面】

適正な価格なのに、値切りたくなる。

外注先に、異常に厳しくなる。

外注先と付き合えない。

良くない外注先とばかり、付き合い、品質が低下する。

結局、発注するべき仕事を自分でやってしまう。

【そして…】

↓↓↓↓↓↓

経営が悪化する。

人格も悪化する。

事業継続が困難になる。

廃業へ。家族を路頭に迷わせる。プライドがズタズタになる。

 

 

以上が、わたしの考える「資金不足による悪い循環」です。

 

このような事業者の方は、ぜひ、融資を受けて下さい。

この例では、200万円くらいが相当かと思います。

日本政策金融公庫でも、地元の金融機関でも構いません。

 

最初は、日本政策金融公庫が良いと思います。金利が2%~3%で、信用保証協会の保証料も不要です。

日本政策金融公庫から200万円、融資を受けて、5年返済で利息が2.5%だったとしましょう。

5年間で支払う金利は、20万円位ではないかと思います。

 

5年間で20万円。

高いと思いますか?安いと思いますか?

わたしは、この20万円を「安心代」「良いお仕事をするためのスパイス」と考えます。

決して高いとは思いません。

 

 

200万円があることで、次の良い循環が始まります。

融資を受けたお金であっても、口座の残金に余裕がある

不安な夜が減る

【受注面】

取るべきではないお仕事を、パクっと取ることがなくなる。

資金的余裕があるので、受注したいベクトルが少し和らぐ。

良いクライアントと付き合うことができるので、業務効率がよくなる。

長い付き合いのクライアントばかりになる。

【外注面】

適正な価格であれば、値切ることなく、発注する。

外注先に、通常どおりの付き合いができる。

良い外注先と付き合い、品質が向上する。

任せるべきところは任せる、という健全な経営ができる。


【そして…】

↓↓↓↓↓↓

経営が安定する。

人格も安定する。

長期に事業継続が可能となる。

家族に笑顔があふれ、プライドも保つことができる。

 

 

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「貧すれば鈍する」
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ご理解いただけますでしょうか?

貧しければ、判断力だけでない、経営力も鈍るということです。

融資を受ける=100%善 とは言いません。

 

しかし、事業をされている方の中で「融資=悪。無借金経営=善」と思い込んでいる方がいらっしゃれば、ぜひ、一度、考えてみてください。

以上、わたし(崎田)が、経営者として、本心から、また経験から思うことを書かせてもらいました。

長文、お読みいただいて、ありがとうございます。

 
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