テレビ・新聞なしの男にとっての新型コロナ
2020年11月29日(日)
テーマ:日常の雑感、発見、出来事
唐突ですが…私はテレビを観ません。以前、廃棄し、NHKも解約しました。
新聞も読みません。
ニュースは、大きいものだけネットでチェック。
気になるニュースについてはできるだけ、一次情報(公式発表資料や統計)を見てから判断するようにしています。
2020年初頭から流行中の新型コロナウィルス(COVID-19)。
テレビ、新聞でどれくらい報道されているのか分かりませんが、時折チェックするネットのニュース欄での出現数から推測すると、そこでも一定程度、報道されているのだと思います。
まず前提として。
私の場合、小さいながらも事業体の長をやっていますので、気をつけます。
役職員の健康、顧客を含めての健康と感染拡大防止のためです。
そんな私ですが、時折、テレビが目に触れる瞬間がありまして、そんな時、すごく違和感があります。
おそらくこれはテレビ、新聞に接していないからこその感覚かな、と思います。
違和感とは、真実「のみ」を言っているようには思えない点です。
視聴率、購読率といった数字をとるために新型コロナウィルスをネタにしているように私の眼には映ります。
「わ!あおってる…」と感じます。
普段、触れていないので、その強さ、というか、強烈さに敏感になっているのかもしれません。
いい表現が思い当たらないのですが、しいて言うなら
真実+A+B+C=わけわからない何か
という式が成り立つでしょうか…(^_^;)
メディアはそのほとんどが営利事業であるため、その目的として「利益を生み出す」ことが必要となります。
真実のうち、一定の範囲を切り取り、誇張し、抑揚をつけて放送するケースが多いですよね。
人間の感情のうち、視聴数・購読数が稼げるのは、「恐れ」と「義憤」(社会的正義)だと聞いたことがあります。
新型コロナウィルスに関しては「恐れ」ですね。対策していない人を指しての「義憤」もありますか。
またやっかいなのが、
放送局の持つイデオロギーをニュースに加えて、伝える点です。
真実は伝えているのでしょうが、プラスアルファして色んなものがくっついてくる…。
先日、外出先でテレビがついていたので目に飛び込んできたのですが、こんな場面に出くわしました。
アナウンサーが「月曜日としては過去最大の感染者数です!」と言っていました。
それを観て、私はとっさに「ん?なんで月曜日に焦点を当てて言わないといけないの?」と感じました。
週の始めだから?
本当のところは、感染者拡大している!だけを言ってはもう刺激がないので、違う側面から言わざるをえないのかな?と感じました。
違う切り口?
そこまでして報道しないといけないネタかなぁ……。(あえてネタと書きますが)
私の中では疑問符がつきます。
とりあえずこのネタやっとけば何とかなる、という風潮が、番組を作る現場ではあるのかな。
この例はテレビでしたが、新聞も似ているのかもしれませんね。
※本当にきちんと報道しようとしている人たちがいるのはわかります。ここで言っているのは、メディアの過半数または大多数についてです。
別に、それをどうしろこうしろ、とは思いません。それこそ「義憤」につながることですし、正直、興味はありません。
ただ、今回、テレビ・新聞に触れない、一人の男として、「わ!あおってる…」と感じる、ということ。
そして、その結果として人生が狂う人たちがいる、ということ。
感染者数は一次資料である公式資料や統計資料をみます。時折。
適当な統計がない時は、グラフでわかりやすくなっているサイトとか。
充実しているサイトが結構ありますね。
みる中では、
感染者数について「あ、増えてきたな~」と思いますが、同時に「あ、PCR検査の実施数増えてきたな~」ということも思います。
PCR検査を民間検査会社がすごい勢いで始めてて、検査の大部分が民間検査会社によるものであることもわかります。
また60代で死亡した例は少ないな…とか、50代で死亡した人はゼロに近いんじゃないか…とか。
(グラフでは少し存在はするみたいです、いま見たら)
10代にいたっては死亡者ゼロです。
20代では累計感染者数 約34,000人で死亡したのは2人。
これらはこの投稿日時点の数字です。
海外との死亡率のすごい乖離についても、自然と目が行きますね。
感染拡大したら大変なことになるじゃないか!というご意見、よくよくわかります。
当然わたしも感染しないよう気をつけていますし、万が一感染したとしても拡大させないための普段の行動にしているつもりです。
マスク、手洗いはします。大人数が集まる場所に行く時には、感染の可能性をまずは考え、その上で判断します。
ただね……
テレビ・新聞さん、あおってない??
報道するなら、時間が許す限り、統計数値のすべてを説明してほしいな。
視聴者が色んな角度から読み取ることができるような作りがいいんじゃないかな。
視聴率や購読率のために一部を切り取るとよくないな。
単に煽るだけになる。
どの時代もそうですが、煽って得しているのは、煽っている側です。
どうしてもテレビを観、新聞を読む時は、手元にスマホを置いて、公式や統計情報みながらでもいいんじゃないかな、と感じます。
まあそれはいいとして、最も書きたかったのが・・・
世の中の飲食店、接する系のサービス業(整体等)をやっている社長さん、乗り切りましょうね。
2021年の夏頃にくる、新型コロナ融資の返済開始までに、頭に汗かいて、いろんなことを試しましょう。
なんとなく毎日頑張っていたらなんとかなっている、ということはおそらく、可能性低いと思います。
たぶん、頭に汗をかいた人が生き残ります。
ここを乗り切った社長はものすごく強いです。
建設業で現場が止まりがちな社長さんも乗り切りましょうね。
当社も他人のこと言ってられませんが、ほんと、応援したい。
今回のブログは、テレビ・新聞の姿勢を正したい、ということで書いたのではありません。
ただね。
社長たち、私と一緒に生き残りましょう!
・・・ということを書いてみたくて、長文になりましたが、書いてみました。
【歴史】信長の実像がみえてきた?
2020年11月25日(水)
学生時代、歴史98点、数学20点の時がありました。
自他ともに認める歴史好きです(^^)
そんな男ですので、よく歴史の動画を観ます。
最近すごいなと思っているのが「太田うしいち・ゆっくり歴史解説」というチャンネルですね。
歴史、特に戦国時代や鎌倉時代(後期)というのは激動の時代だけに関心が高く、
また広く政治に利用※された時代もありました。
※例えば、元寇の際の「神風」や、信長の「過去を覆すような斬新な統治方法」などですね。戦争時や変革期によく利用されました。
歴史学には、文献や言い伝えをもとに積み上げる方式と、
実際の手紙や式次第、議事録などの「一次資料」と状況証拠により積み上げる方式の2つがあろうかと思います。
本当はそれらすべてを包括して判断されれば良いのですが、時代により流行りがあるようです。
話を戻します。
すごいなと思ったチャンネル「太田うしいち・ゆっくり歴史解説」は、
実際の手紙や式次第、議事録などの「一次資料」と状況証拠により積み上げる方式、です。
信長は過去を覆すような斬新な思想、効率的、効果的な統治などで有名ですが、
このチャンネルは、
「それは、ちゃいますよ。後世の創作、政治利用された結果なんですよ」
と言ってくれているチャンネルです。
個人的にすごく勉強になりました。なるほど、そのとおりだな、と。
動画をいくつか、貼らせてもらいます。
従来の信長像と実際が違う、ということに興味がある、というあなたにはオススメです。
第一話
第二話
第三話
第四話
もっとたくさんあります。ぜひ続きもみてみてください。
面白くて勉強になります(^^)
「5万円と50万円の差」
2020年11月19日(木)
テーマ:日常の雑感、発見、出来事, お仕事に対する考え方
行政書士事務所の経営者として、不思議なことがあります。
いつもながら、ここで書くことは、語弊があるかもしれません。
それは
5万円のご依頼と50万円のご依頼の差は、実は、無い
ということ。
私は、ご依頼の金額に対する執念がありません。
経営者としては、欠けた能力かもしれません。
社員を抱える者としては、明らかに失格です。
でも、不思議と、差があるように思えないのです。
50万円のご依頼は、5万円のご依頼の10倍にあたります。
経営者としては、ご依頼いただけると、安心しますし、嬉しく思うはずです。
でも、ご依頼をお受けして、誠意、執務を行い、成果を出す。
その行動に何ら差はないんです。
これを忘れてしまうと、50万円のお仕事を、鬼の形相で獲得しようとし、5万円のお仕事を軽視するようになります。
弊社は、行政書士事務所です。
物の売り買いではない、専門サービス業です。
専門サービス業の難しい点は、受注することがスタートであること。
受注後のサービス提供期間が長く、成果は、厳しいものを求められます。
※もちろん、売買でも厳しいものを求められる場合も多いです。悪しからず。
さて、10倍の差、どこが、違うんでしょう。
しつこいですが、違いはありません。
5万円のお仕事を、しっかりと、誠意をもって行うことで、継続的なご依頼となり、結果、積み重なることになります。
士業は、とかく、低金額の依頼に対して、横柄になりやすいです。
私は、どうしてなのか、不思議でなりません。
価値観が多様化し、一般企業化する士業が伸びる時代です。
これからの士業の業界は、変わっていかないと、時代に取り残される気がしてなりません。
今日は、ご依頼金額の差について、考えてみました。
「貧すれば鈍する」
2020年11月19日(木)
テーマ:日常の雑感、発見、出来事, 経営について
「貧すれば鈍する」について書かせてもらいたいと思います。
この言葉、お聞きになったことのある方がいらっしゃるかもしれません。
意味は、「貧しいと、何事も鈍ってくる」ということができます。
これを経営に当てはめてみると、とても説得力を持つ言葉となります。
わたしは、経営者のみなさんに、「精神的な余裕のために、融資を受けたらどうですか?」と申し上げることがあります。
無借金経営・・・・美しい言葉ですね。
「借金=悪」と思ってませんか?
これ、個人と事業者では、全く、とらえ方が違ってきます。
※個人とは、純粋な個人。事業者とは、個人事業、法人問わず、事業を行う場合を指します。
個人の場合、借金は、全部とはいいませんがその多くは、「足りない金額を補てんするため」ですね。
生活費、遊興費、その他、いろいろ挙げられようかと思います。
事業者の場合は、どうでしょうか。
その目的は、「次のビジネスのための投資」「運転資金のため」です。
もうひとつ、大事な目的があります。
それは「安定、安心のため」です。
個人の目的と、全く違います。
個人の場合は、「借金」、事業の場合は「融資」と区別されていることも、両者が、その趣きが違うことを指しています。
つまり、事業者の場合の借金(融資)は、すべてが「悪」ではないのです。
もちろん、事業者が融資を受けることが、「悪」になることは、あります。
無謀な投資、乱脈経営で資金繰りが悪化した場合、など挙げられますね。
事業資金に余裕がないとき、どうなるのでしょう?
具体的に、例示します。
事業者の口座の残高が100万円だったとします。
毎月の支払いが、100万円、毎月の売上が100万円である場合、売上入金時期によっては、口座の残が0を割り込むことが考えられます。
「不安ではありませんか??」
この『不安』が、やっかいです。
わたしは、次のフローが成り立つと考えています。
口座の残金が少ない
↓
夜な夜な不安になる
↓
【受注面】
取るべきではないお仕事を、パクっと取ってしまう。
受注したいベクトルが働くので、受注価格が低くなる。
良いクライアントではないので、業務効率が極めて悪くなる。
長い付き合いができないクライアントばかりになる。
【外注面】
適正な価格なのに、値切りたくなる。
外注先に、異常に厳しくなる。
外注先と付き合えない。
良くない外注先とばかり、付き合い、品質が低下する。
結局、発注するべき仕事を自分でやってしまう。
【そして…】
↓↓↓↓↓↓
経営が悪化する。
↓
人格も悪化する。
↓
事業継続が困難になる。
↓
廃業へ。家族を路頭に迷わせる。プライドがズタズタになる。
以上が、わたしの考える「資金不足による悪い循環」です。
このような事業者の方は、ぜひ、融資を受けて下さい。
この例では、200万円くらいが相当かと思います。
日本政策金融公庫でも、地元の金融機関でも構いません。
最初は、日本政策金融公庫が良いと思います。金利が2%~3%で、信用保証協会の保証料も不要です。
日本政策金融公庫から200万円、融資を受けて、5年返済で利息が2.5%だったとしましょう。
5年間で支払う金利は、20万円位ではないかと思います。
5年間で20万円。
高いと思いますか?安いと思いますか?
わたしは、この20万円を「安心代」「良いお仕事をするためのスパイス」と考えます。
決して高いとは思いません。
200万円があることで、次の良い循環が始まります。
融資を受けたお金であっても、口座の残金に余裕がある
↓
不安な夜が減る
↓
【受注面】
取るべきではないお仕事を、パクっと取ることがなくなる。
資金的余裕があるので、受注したいベクトルが少し和らぐ。
良いクライアントと付き合うことができるので、業務効率がよくなる。
長い付き合いのクライアントばかりになる。
【外注面】
適正な価格であれば、値切ることなく、発注する。
外注先に、通常どおりの付き合いができる。
良い外注先と付き合い、品質が向上する。
任せるべきところは任せる、という健全な経営ができる。
【そして…】
↓↓↓↓↓↓
経営が安定する。
↓
人格も安定する。
↓
長期に事業継続が可能となる。
↓
家族に笑顔があふれ、プライドも保つことができる。
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「貧すれば鈍する」
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ご理解いただけますでしょうか?
貧しければ、判断力だけでない、経営力も鈍るということです。
融資を受ける=100%善 とは言いません。
しかし、事業をされている方の中で「融資=悪。無借金経営=善」と思い込んでいる方がいらっしゃれば、ぜひ、一度、考えてみてください。
以上、わたし(崎田)が、経営者として、本心から、また経験から思うことを書かせてもらいました。
長文、お読みいただいて、ありがとうございます。