【ご理解、お願い申し上げます】 弊社側から年賀状をお送りしないことについて。
2016年11月25日(金)
テーマ:お知らせ
年末が少しずつ、迫ってきました。
月日はものすごく早いです(T_T)
早速ですが、一つ、お知らせとお願いがございます。
弊社では昨年の冬から、
年賀状の送付を廃止させていただいております。
弊社側から、年賀状お送りすることはございません。
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今回のお知らせとお願いは、ご無礼極まりないと思います。
次の理由から廃止させていただきたく、伏して、お願い申し上げるものです。
年賀状は、季節の挨拶という意味合いがあり、日本では古くから行われてきたものですね。
歴史が好きなので歴史風に申し上げると、年賀状という風習が一般社会に広がって、100年強です。
ただ、この風習に沿うためには、大きな時間、労力、そして費用を必要とします。
毎年、毎年、このために関わる全員が、労力と費用を使う。
わたしにはどうしても、これが「最善かどうか?」に疑問があります。
弊社内においては、これに必要な時間、労力そして費用を、依頼人さま、取引先さまが10年後もその先も生き残る「何か」のために使いたい、と考えました。
というか、必ず、使います。
季節の挨拶のための時間、労力そして費用を、もっと付加価値の出るような別の施策、戦術のために使いたいと感じております。
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年賀状は、いまだ頂戴しているものではなく、本来、辞退の方法としては「先に辞退」とは、順序も逆です。大変失礼で、非常識なことである事は重々承知しております。
そこを敢えて、伏してお願いをするものであります。
ご理解いただけますよう、よろしくお願いいたします。
今年と同じく、来年以降も同様に、弊社側から年賀状をお送りすることはございません。
こんな行政書士法人 Asumiaではありますが、今後とも、よろしくお願い申し上げます。
補足)
今回のお知らせは、行政書士法人 Asumiaからのものです。あすみあグループとは別となります。ご了知ください。
投稿者:崎田 和伸
やりたいことをした後に、本当の経営が待っているのではないか?
2016年11月21日(月)
テーマ:日常の雑感、発見、出来事, 経営について
ここ数年、想うことがあります。
やりたいことをした後に、本当の経営が待っているのではないか?と。
日本では、「自営業を営む起業家」の数と「会社役員などに就いている起業家」の数をあわせると、約514万人です。
人口10,000人あたり404人、全人口の4%が広義の起業家ということになります。(出典:創業手帳ウェブページから)
わたしのブログは、この「4%」の方、「4%になりたい方」がご覧になることが多いので、これらの方々に向けて、少し書きたいと思います。
20年に満たない経営者人生ではありますが、それでもどなたかの参考になれば嬉しいです。
わたしと同じ「創業起業」、そして、弊社と同じ「中小零細企業」、を対象とした投稿です。
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雇用されながら、「したいことをする」という恵まれた環境にいる方はおられるでしょうが、多くの方はそうではありません。
したいこと、以前に、生活の糧のため、仕方なく雇用という形をとっている方も多いでしょう。
そんな中、独立起業した時、あることが待っています。
それは、「やりたいことを、許される限り、することができる状態」。
したいことばかりやっていては生活が成り立ちません。「許される限り」とはそういう意味です。
当然ではありますが、法律に反することもできませんね。
いままで色んな制約があって、したいことができなかった。
でも、独立起業した途端、その制約はなくなります。
見渡す限りの原野。
どこを開墾するか?から自分で決める。
許される限り、何でもできる。
その結果はすべて自分に跳ね返ってくるという現実と裏返しで、なんでもできる。
今まで、雇用されてきた人生と比べて全く違う、全く新しい景色が目の前に拡がります。
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そして、数年間、長い人は10年間。
したいことを、許される限り、することになります。
それは楽しいものです。
自分がどうするかで、全てが変わる。
そのダイレクト、ダイナミック感は、雇用されて働いていた頃とは全く違います。
一種の麻薬にも似たものであり、ものすごく働きます。
よく、経営者一人がものすごく働く状態を「独りブラック」と呼ばれますが、その状態。
一種の「ハイ」な状態です。社員がいてもいなくてもよく働きます。
会社や事務所に、意味もなくても、ネットサーフィンだけでも、居たくなる。
よく分からないが、楽しくて仕方ない。
そんな状態です。
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でも、それはいつか終わる。
現実に押しつぶされるのが多いと思います。ちなみに、わたしはそうでした。
やりたいことを推し進めることの限界値は、必ず存在します。
独りブラックで何とかなる状態を超えてしまう。
何らかの破綻が生じます。
お金、家族、身体、友人・・・破綻の姿は数え切れないでしょう。
そして、「ハイ」な状態は終わり、「ノーマル」な状態に移行する。
すべての方がそうだとは言いません。
中には、「ハイ」な状態そのものが「ノーマル化」して、現実問題も解決させながら、維持、発展してゆく方もいます。
いわゆる成長し続けるベンチャー企業の経営者がこのタイプなのかもしれません。足踏みすることはあっても、したいことをし続ける人たち。
ただこのタイプは稀であると言ってよいと思います。
大部分の方は、限界値で、止まる。
その限界値は人それぞれだと思います。
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「ハイ」な状態は終わり、「ノーマル」な状態に移行する。
わたしは、経営者としての人生は、そこからが勝負だと思うんです。
したいことをして、限界値を知った。
自分の限界値を知った。
限界値を超えたらどうなるか、何となく、分かってきた。
さて、これからどうするか?
どこに向かってゆくか?
- その疑問が脳裏にふつふつと湧いてきて、足踏みする。
- 深く考える。
- 自分は、会社はどこへ向かうべきなのか?と、思い悩む。
実は、わたしも以上で書いた経路を辿っておりまして・・・。
- ハイの状態で破綻・限界値を知る。
- ノーマルの状態で悩む、決める。
- という流れを辿ってきています。
- 悩む時期は、自分自身、かなりの低迷期でした。
そしていま。
わたし、たぶん、
「決めた!」といったステージです。
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でもおかしいのです。
ハイではなくノーマルの状態で、
自分自身が悩んだ時期が、
始まって以来(個人事業から)最高の経常利益。
自分自身が「悩み、足踏みしている」と思っている時期が、経営的には合格点に達している。
もしかして、わしは何もせんほうがええん?(広島弁)
ただ動くことは動きました。
冷静に、地味に動きました。
経営上の失敗もありました。一つじゃありません。
その結果、過去最高の経常利益。
しつこいですが、書きます。
もしかして、わしは何もせんほうがええん?(広島弁)
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経営は奥深い。
本当に奥深い。
だからこそ、面白い。
もしかすると、起業・経営って、
やんちゃな時期を終えて、ひと波乱あった後でないと安定へ向かってゆかないのではないか?
そう思ってしまう、今日このごろです。
それじゃあ、「やんちゃな時期(=ハイな時期)を少しでも短くすればいいじゃん」
という対策は見えてくるのですが、やんちゃな時期がなければ、安定も来ないと感じます。
これは論理的ではありません。感覚的です。
経営的なセンスがある人って、人を掌握する能力がある方が多いのですが、もしかすると、
この「やんちゃな時期を早期に終えることができる人」のことを指すのではないだろうか。
こう思ったり、します。
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これからどうしてゆくのか、頭の中でははっきりしています。
そのために動いてゆくのみ。
これからも、冷静に、地味に。
これから、成幸するのか、失敗するのかは分かりません。
ただ、これからも経営者として、働いてゆきたいと思います。
最後は意思表明に終わってしまう、変な閉じ方ですが、ご容赦ください。
今回は、いつもに増して、つらつらと書いてしまいましたね・・・。
そんな内容ですのに、最後まで読んでくださったあなたに、心からの感謝を捧げます。
では、失礼します。
投稿者:崎田 和伸
建設業は家族に誇れる仕事だと改めて思った映像。
2016年11月18日(金)
テーマ:日常の雑感、発見、出来事, お仕事に対する考え方
普段、建設業の方を多く、お手伝いしています。
あくまでも一般的には、ですが、建設業の方々は、現場の過酷さに比べて評価されにくい業種です。
建築現場では騒音クレームが入り、道路工事現場では暴言を吐かれることもあります。
弊社は、建設業許可や会社設立、資金調達、そして会計記帳などで、建設業の方々をバックヤードからお手伝いすることが多いです。
弊社にお越しになる、ご紹介いただく建設業の方々は、本当に良い人たちです。
誇りを持って仕事をしている人が多い。ほんと、多い。
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先日、博多で陥没事故がありましたよね。この写真です。
すごいですね。ぽっかり、穴が空いている。
この事故の普及工事を見ながら、やっぱり、すごいなぁと思ったんです。建設業って。
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1つ、タイムプラス映像があります。よければ見てみてください。
復旧工事を1分強のタイムプラス映像にしたものです。(Youtubeから。)
すごいと思いませんか?
約1週間で突貫工事をし、復旧してしまう。
みんな、道路が寸断されて不便をきたす中です。
普通なら1ヶ月~2ヶ月のところ、1週間。
シンプルに、すごいなぁ、と。
家族に誇れる仕事ですね。
実は昨日、所用で博多に行きました。
でも、野次馬しませんでした。
たぶん、近くだったと思います。
自分でもよく分かりませんが、何だか悪い気がしたのです。
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復旧工事の記者会見で、福岡市交通局の人が泣いたそうですね。
「責任はあるが、業者は命を張って作業した」とのこと。
参照:http://www.sankei.com/west/news/161116/wst1611160014-n1.html
業者という言葉が少し気に食いませんが、そこは置いておいて・・
この一文が、仕事に臨む、建設業の方の姿勢を表しているように思えました。
家族に誇れる仕事ですね。
今回の投稿ですが、顧客で建設業が多いからといって、おべんちゃらで書いているわけではないです。
建設業の人たちは、自分で仕事のことを積極的に話しません。だからか、知らない人が多い。
今回、こんな事故が起こって、「復旧」という一つの仕事を世の中の多くの人が垣間見た。
良い機会だと思いました。
国の根幹を担う職業である、建設業。
微力ながら、バックヤードからですが、お手伝いしてゆけたらと思いました。
投稿者:崎田 和伸
【講師させてもらいました】 失敗事例に学ぶ!士業事務所の人材採用&育成のポイント
2016年11月16日(水)
テーマ:経営について
ご依頼があり、11月11日(金)に、講師させてもらいました。
タイトルは、「失敗事例に学ぶ!士業事務所の人材採用&育成のポイント」。
わたしは創業者です。また起業家だと思って経営しています。
昔、「こういうのが聴きたかった」「こういう情報が欲しかった」という、忸怩(じくじ)たる想いがあります。
当時、あまりにも情報が少なかったです。あまりにも暗中模索ばかりでした。
今、自分が提供できるものであれば、提供したい。
そう思って、今回、ご依頼をお受けし、タイトルも、「こういうのが聴きたかった」というものにしました。
ご依頼主、主催は、一般社団法人士業交流会さんです。
弁護士、司法書士、税理士、行政書士、社会保険労務士、土地家屋調査士などの法律・会計専門職の方々むけの講演です。
写真のとおり、たくさんの参加者でした。
士業交流会さんが、開催報告ページを作っておられますので、ご紹介しますね。(PCの方は新しいタブが開きます)
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講演内容は、おおむね、無事、終えることができました。
一部、支離滅裂なところがありましたけれども^_^;
失敗事例としては、約10年前にあったことを具体例として出させてもらいました。
そして今まで経験した、学んだことを総合してポイント化して、お話をさせてもらいました。
10年前、経営者として未熟も未熟。今よりも、どうしようも無いやつでした。(もちろん、わたしのこと。)
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今回は法律・会計専門職向けの講演でしたが、普段は、起業家向けの内容を含めて、講師・講演をお受けしています。
わたしで何かお力になれますなら、ぜひお気軽に。
講師・講演の実績はこちら ↓↓
http://e-jimusho.com/koushi.html
【あすみあグループ】 全体会議、行いました。@岡山
2016年11月12日(土)
あすみあグループは、3年半前、立ち上がりました。
会計・法律・不動産の専門家ネットワークです。最初は4事業体だったのが、今、15事業体になっています。
15社は共通の理念「顧客と共に、明日を見すえて歩む。」のもと、事業活動をしています。
全員、名刺、ウェブサイト等、自らの事務所名の冠には「あすみあグループ」と表記されています。
こんな感じです ↓↓ (事務所一覧。PCの方は新しいタブが開きます)
立ち上げた目的は、主には
・顧客に安心と価値を届ける、そして、
・激動期を迎えようとしている士業界で生き残ってゆくため
です。
他にも
・組織的に生産性を向上させる
・実務上の連携を円滑化する
などたくさんの目的があります。
弊社(行政書士法人 Asumia)はこのグループの一員であり代表はわたし。
そして現在、グループ代表職でもあります。(わかりにくいですね(^^;))
そんなこんなで、やってきたグループです。
誤解される方が時折おられますので書き添えますね。グループの中だけでは、すべてのニーズには対応しきれません。
グループ各社は、グループの中だけでなく、色んな専門家と連携しています。
現に弊社(行政書士法人 Asumia)は、グループ「外」で二十事務所近く、連携契約を交わしています。
連携先は、士業では税理士、司法書士、社会保険労務士、行政書士、弁護士など。
一般業種では、デザイン会社、カード会社、通信会社などです。
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話を戻します。
年に一度、グループ全体会議を行っています。
広島、山口、岡山、京都のうち、いずれかで全員が集まって行う形になります。
今年は岡山の日本料理店の大部屋が会場でした。出席は15社中、14社。
上の写真は、集合して撮影。
集まる機会が基本、年1回ですから、撮らないと(^^;)
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今年、来年は、グループにとって動きのある年です。
立ち上げて3年半。起業家にたとえると、「スタートアップの時期」は終わりました。
これから「ミドルステージ」になります。
言い換えると、「整えてゆく時期」ですね。
今回の全体会議は、大きい議題がいくつもありました。
会議では予め予定された5つの議題について、満場一致で賛成を得、これに基づいて活動してゆくことが決まりました。
あすみあグループ。少しずつ変化してゆきますよ(^^)
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このグループを立ち上げてから、いろんな人からいろんなお言葉をいただきました。
・うまくやってゆけるはずがない。
・すぐに分裂してしまうのではないか。
・意味が分からない。
実は、この3つとも当てはまっているんです^_^;
・うまくやってゆけないかもしれない。
・分裂してしまうかもしれない。
・意味がないことかもしれない。
でもね、今この瞬間、そしてこれからもやるべきことだと思いやっています。
なったらなったで仕方ない。残ったメンバーだけでやってゆきます。ただそれだけ。
ただ、生き残る道は、これだと思った。
参画事業体の皆さんも同じ気持ちだと思います。
全員がこういう腹のくくり方してると、意外と長続きするのかもしれませんね^_^;
今まで読んだ方は、
「生き残る」とか、オーバーだと思っていませんか?
資格あるんだから生き残れるでしょ!?と思っていませんか?
とんでもありませんよ。
現に、資格があるから生き残れる、という構図は20年前に崩壊しています。
これからは予想だにしないことが待っているはずです。
市場は寡占化が進み、普通の士業が、普通に当たり前にやっていても、毎日少しずつ、少しずつ、仕事は減ることになります。毎月、毎月、ちょっとずつ不安が増してゆきます。
グループを立ち上げたのは、普通に当たり前にやっていて、仕事が減るどころか増えてゆき、楽しくやりがいをもって人生を送るため。
できることは早いうちにやっておいて、後でラクしたいです。
学校の夏休みの宿題は、最後の方までやらなかったわたしですけども、生き残れるかどうかのことは、早めに着手します(^^;)
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繰り返しになりますが、グループは、今年から変わってゆきます。
体制、仕組みなどなど、「整える時期」です。
頑張らねばなりませんが、あまり無理せず、ぼちぼち、やってゆきたいと思います。
仲間です^ ^
意外と長文になってしまいました。
お読みいただいたあなた、心から感謝します。
投稿者:崎田 和伸