【ふと考える】今の経営理念と、倒産寸前になった時のそれ。
2016年4月7日(木)
テーマ:経営について
行政書士法人 Asumia(読み方:あすみあ)は・・・
起業したい、起業して地道にがんばっているあなたのサポートに特化した事務所です。
広島県を中心に中国地方五県対応。
10年後もその先も、生き残り、安定・発展いただくためのお手伝いをしています。
▽━━━↓↓ 本文 ↓↓ ━━━━▽
経営理念を定めています。
これです。 ↓
これ、変更「後」のものです。2012年3月に決定しました。
約20ヶ月という時間をかけて、わたしだけじゃなく、職員全員で考えて、変更しました。
ページから抜粋してみます(長いです。目指す企業像、行動指針も含めて。)
抜粋 はじめ ↓↓
当社は、
事業活動を通して関わる全員の “嬉しい”を紡ぐ存在でありたいと願っています。
糸を「紡ぐ」ようにして、“嬉しい”を「紡ぐ」。
糸は、いくつもの繊維から成り立っています。
“嬉しい”は、顧客、取引先の皆さま、そして当社で働く役職員の、良好な関係から紡がれます。
当社が目指すのは、互いの関係から、なんとなくいつも感じる“嬉しい”の気持ちです。
それは、表面的なものではなく、奥深い感情です。
当社の目指す“嬉しい”には、
10年後もその先も生き残るための安定と発展がその前提としてあります。
事業の安定と発展は、“嬉しい”が生まれるスタートラインです。
また同時に、“嬉しい”を紡いでいくことは、事業の安定と発展を生みだす原動力にもなると考えます。
現代の日本は、ボーダーレス社会へ突入しています。境界や垣根の低い、競争の激しい社会です。
また、終身雇用や年功序列といった既存の社会システムが変化し、あらゆる面において二極化も進んでいます。
これは事業活動においても全く同じ。
これからの起業、事業運営においては今までと違う「何か」が必要とされています。
このような難しい時代にあって起業し、または事業活動しようとする顧客に対し、
私たちが提供しなければならないのは、
・その顧客の10年後を見据え、顧客の問題を自身の問題として捉え選択を助けること
また
・顧客が採用した選択肢の実現に少しでも寄与すること
だと考えています。
当社の武器である、既存の価値観にとらわれない自由な発想と柔軟な思考を十分に活かし、本当の意味で顧客のためになるサービス提供を行う努力をいたします。
私たちは事業活動を通じて関わる全員の“嬉しい”を紡ぐことを常に意識し、活動してまいります。
顧客そして当社自身にとっての「確実な経営」と「価値創出」に重点を置き、
明日を見据えた経営を総合的にサポートする企業でありたいと思います。
起業・事業活動においては、様々な分野で様々な課題・問題が発生します。
当社は、それらの課題・問題解決のために必要な専門知識の会得に努めるとともに、
当社の専門分野だけではなく、
・最適なプロフェッショナルのご紹介
・豊富な情報と専門家開拓活動に根ざした事業者のご紹介
・互恵関係を目指した顧客同士のつながり創出
などにより、対応可能な分野を広く持ち、起業、事業活動の総合窓口でありたいと思います。
理念・目指す企業像を実現するために私たちが定める行動指針は以下のとおりです。
当社役職員は、「誠実・確実・丁寧」を常に心がけて業務いたします。
この心がけによって、顧客からの信頼に値する企業でありたいと思っています。
私達は、顧客満足を重視します。
顧客の声に誠意、耳を傾け、サービス改良の努力を続けます。
これは、顧客第一主義ではありません。
顧客のご意向と、当社の理念や当社役職員の考えが相違する場合、
当社の考えをしっかり述べさせていただきます。
物事の原因を他者に求める人に成長はあり得ません。人だけでなく、組織も同じ。
私たちは、他責ではなく、いつも自責のマインドで業務に臨みます。
コンプライアンス(法令順守)の軽視は、「確実な経営」の阻害要因になると考えています。
例えば脱税。その時はコストを抑えることに成功したように見えても、ルールに反して獲得した利益は、将来必ず事業運営に影を落とします。
後ろめたさや危うさを内包した経営から、“嬉しい”が生まれることはありません。
少しずつ一歩ずつであったとしても、一定のルールに則って事業を行うことができるよう、
そのための基盤作りから、支援させてください。
「慣例にない」
「前例にない」
ことを理由に、諦めることはいたしません。
思考停止に陥ることのないよう、慣例であっても、それについて考えつづけ、イノベーションを起こします。
私たち自身が、常に新しいことにも柔軟にチャレンジする姿勢を持つことで初めて、
これから新しいことにチャレンジする顧客をサポートすることが可能になると考えています。
当社は、火山灰が降り積もった大地のような柔らかい土壌を持って、
斬新な考え方を受け入れ、そして、生み出す努力をいたします。
抜粋 終わり ↑ ↑
長いでしょ(^_^;)
いま弊社は、この経営理念にもとづいて、サポート、だけじゃなく、事業運営そのものを行っています。
~~~
ちなみに変更「前」がこちら ↓ (2013年2月までのものですね)
上の現時点の経営理念と同じようには、抜粋しません。
※ご興味あれば、こちらをご覧ください。
これで、弊社は苦しんだ。(気がする。)
事務所の規模の拡大が目的化し、どんどん大きくなることを前提に、どんどん投資した。
規模拡大のために、中堅・大手企業の顧客化を目指し、仕事とは何なのか?を見失った。
「地場の有名な企業さんのお手伝いをしている事務所であること」を誇りにしてしまった。
結果、大きな負債を抱え、倒産寸前に。
全国二例目の行政書士法人の破産になるところでした(-_-)
当たり前ですが、この理念のせいで倒産寸前になったわけではありません。
すべては、“わたし”の責任。
何かのせいにすることはできない。
ただ、この理念が基になり、苦しんだことは確かです。
あの時、社内のみんな、がんばってくれた。
依頼人さまにもご迷惑をおかけした。
感謝以外に思い付くものはありません。
そして、二度と繰り返したくありません。
理念改訂までの経緯や思考回路をブログで残しています。
(PCの方は、すべて新しいタブが開きます)
~~~
やっぱり、経営理念って、大事だな~と思います。
この理念(=「嬉しいを紡ぐ」)に沿う依頼人さまは残り、沿わない依頼人さまは、自然と去ってゆきます。
不思議です。
そして、大原則ですが、
すべての人に、いい顔はできない。
すべての人にいい顔していたら、何にもうまくいかない。
あえて敵を作る必要はありませんが、絶対に敵を作らない八方美人にはならない。
↑ これに気づくのに、10年かかりました(^_^;)
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ただいま、16年目。
法人化してから、4期目。
まだまだ七転び、八起きがあるでしょう。
発展途上です。
無理せず、がんばってゆきます。
以上、
【ふと考える】今の経営理念と、倒産寸前になった時のそれ。
でした。
わたしの紆余曲折が、世の中のどなたかのお役に立てば嬉しいです(^_^;)
今日も、読んでいただいたあなたに感謝します。
投稿者 崎田 和伸でした。
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あなたの事業を若い感性と行動力をもって、精一杯、サポートいたします。
◆事務所名(行政書士法人名)
あすみあグループ所属
行政書士法人 Asumia(R) ※由来は「明日を見て歩く」の「明日見歩」です。
本店:広島県広島市東区光町2丁目6番41号 セネスビル4階
法人ウェブサイト:http://e-jimusho.com/
グループウェブサイト:http://asumia.jp/
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◆士業向けメディア「スケダチ」にて、執筆させてもらいました。
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【全6回】地方都市圏で、士業事務所をゼロから始め、組織として運営する6つの方法
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