【恐い】初めて起業する人が直面する現実。
2015年7月29日(水)
テーマ:起業、会社設立TIPS
普段、起業家ばかりお手伝いしていると、否応なく、見えてくるものがあります。
それは、初めて起業する人が陥りやすい恐い現実。
結論を先に言ってしまいますが、
アイデアよりも、実行が大変!という当たり前の現実。
本当に、勘違いしやすいです。
周りの人間も、そして何より、その人自身も。
ご多分にもれず、わたしも勘違いし、昔、1つ、関連会社を休眠させています。
損失額は、300万円。
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起業は、多くの人にとって新しい世界。
それは、
自分自身で何もかも決めることのできる、限りなく自由な世界。
輝かしい未開の地。フロンティアです。
今まで、あらゆるしがらみに縛られてきた環境から、一気に自由極まりないフロンティアに踏み出す。
いきなり自分で何もかも、決めることができる。
「決めなければならない」という現実もありますが、その前に言えますよね。
「何もかも決めることができる」。
それも、起業の多くは、
自分がやってきた、そしてこれからも、やりたい分野。
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社長となった人の頭は、まさにアイデアの泉。
やりたいことが、頭にわんさか、わんさか、浮かんでくる。
多くの人が、自分の願望を現実にできるものだと思い込み、実効性を考えないまま、突き進む。
周りも、自分自身も気づかない、浮かれた状態。
上で書いたとおり、わたし自身、陥ったので、ものすごい恐いことだなと思います。
わたしの場合は、法律に関するウェブ系サービスでした。
アイデアは誰よりもすばらしいと思った。
成功すると確信していた。
実行のための諸事を考えるのが、ものすごく、楽しかった。
でも結局は、失敗した。
実行すらできず、お金だけが出て行った。
(そのことに没頭する間の生活費を含めて)
300万円の損失を穴埋めするために、5年くらいかかりました・・・。
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ほんと、気づかないんです。
アイデアよりも、実行が大変!という当たり前の現実を。
これには、大きく影響していることがあると思います。
それは
「起業は、自己責任」であること。
自己責任だから、誰も何も言ってくれない。
考えてみると、当たり前ですね。
賞賛されることもあります。
組織の中では、いろんなしがらみがあると同時に、それが歯止めになっています。
でも、組織を出たら、止めてくれる人は、誰一人、いない。
社長となった一人の起業家の暴走が始まる・・・。
別の側面もあります。
まれに親しい友人や家族が苦言を言おうものなら、反発する。
やりたいことをやって、何が悪いのか?と。
どうして、やりたいことにケチをつけるのか?と。
親しい友人や家族の苦言というハードルをクリアすれば、そこはまさに、花咲き誇るフロンティア。
※実際は、花木一本咲かない、シャベルが地面に刺さらないほどの固い、固い、荒野。
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多くの人は、いろいろなことがあって、挫折する。
中には、頭に描いたことと、実効性が合致して、成功する方はおられます。
起業した人の廃業が多いという話題が時折でますが、これ↓ が関係していると思います。
アイデアよりも、実行が大変!という当たり前の現実を理解しないまま、自分の願望を現実にできるものだと思い込み、実行性を考えないまま、突き進む。
本当に恐いことだと思います。
わたしが言うのは僭越かもしれませんが、
新人の起業家の方は、ぜひ、気をつけてください。
今の自分が、
周りも、自分自身も気づかない、浮かれた状態であるのか、ないのか?
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起業して、会社を継続し続けるのは、ほんとうに大変です。
まさに、山あり谷あり。
あなたの頭の中にあるアイデアが、実行できるものなのか?
実行して、利益がいくら出続けるのか?
何年、利益が出続けるのか?などなど・・・。
深く、深く、考えること、お勧めします。
成功する人は、事業のアイデアは、常に数十個、持っておられます。
アイデアについての簡素な計画書ができているケースも多い。
でも実行しない。
それは、アイデアよりも、実行が大変!という当たり前の現実を理解しているから。
実行するときには、成功させる。
これも、アイデアよりも、実行が大変!という当たり前の現実を理解しているから。
10年後もその先も、生き残り、安定・発展してゆきましょうね(^^)
以上、初めて起業する人が直面する現実、でした。
今日も、読んでいただいたあなたに感謝します。
投稿者 崎田 和伸でした。
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