崎田 和伸ブログ「七転び、八起き」

実務家としては失敗は許されません。
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ただ「転んでも起きる」を目標に、経営しています。

【たまには歴史】あまり知られていない、秀吉さんの業績

2019年12月9日(月)

テーマ:歴史98点、数学20点の男がお贈りする

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※今回の投稿は現代のキリスト教を否定するものではありません。あくまでも歴史的観点からの投稿となります。

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たまには歴史について書きたいと思います。本来、歴史オタクですので。

豊臣秀吉はみなさんご存じかと思います。

秀吉は【農民から成り上がり天下統一した】というイメージが一番強いですよね。

 

でも私は別のことでのイメージが一番強いです。

それは【バテレン追放令を出した】こと。

 

バテレン禁止令とは、キリスト教の布教と南蛮貿易での禁止事項を出した通達を指します。

この後、秀吉統治下でもう一回、徳川家康の統治下に入って数回のキリスト教の禁止の定めにつながってゆきます。(禁教令)

 

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バテレン追放令や、禁教令は、日本、いや世界の教科書では、あまり触れられることはありません。

カトリック、プロテスタント等のキリスト教徒が多く軋轢も多いゆえでしょう。

まあそれはそれで仕方ないのですけども、歴史好きからすると残念でもあります。

 

戦国時代、安土桃山時代、そして江戸時代。

この時、世界では大変なことが起きていました。

 

スペイン、ポストガル、オランダ等、ヨーロッパ諸国による世界侵略です。

植民地拡大と入植、先住民の虐殺ですね。

これは、カトリックが主ですが、【異教徒は殺しても構いませんよというお墨付き】を与えていたからとも言われています。

植民地にされた国の惨状は筆舌に尽くしがたいものがあります。同じ人間の所業ではないですねあれは。

ほんとは当時の絵画(植民地化がんばってますよ~という絵)をここに載せたいですが、あまりにエグいので、やめておきます。

 

さて、植民地化には【段階】があります。

1.キリスト教を布教する。

2.協力者を作り、異教徒に歯向かわせない、歯向かわせにくい状態を作る。

3.外と中から侵略する。異教徒は殺しても構わない。異教徒の数を減らすことが神への貢献となる。原住民は駆逐する。

4.金銀財宝、生き残った人間を本国に持ち帰る。

5.本国から入植者が入植する。

 

こういった段階を経て、現代の国ができています。

アメリカ、オーストラリアがわかりやすいでしょうか。もう白人の国ですよね。

この白人の国というイメージの裏には、すさまじい数の原住民の血と涙が隠れているわけです。

 

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あくまでも当時についてですが、キリスト教は、ヨーロッパ諸国の植民地政策の尖兵としての役割がありました。

これは、ご紹介はしませんが、イエスズ会とヨーロッパとの手紙のやり取りを見ると、すごく分かります。

 

背景はこのくらいにして、当時、日本で起こっていたことを書いてゆきたいと思います。

当時起こっていたこと、それは【日本人の老若男女、特に女性が、海外に奴隷として売り渡されていた】こと。

 

戦の多かった時なので、日本国内でも、奴隷の売買は行われていました。国内の話です。

どの戦国武将もやっていた。かの義の人、上杉謙信もそれはもうたくさん。ドラマでは義に厚い、戦も強いすばらしい武将ですよね。

 

けれど、キリスト教の団体「イエスズ会」を通じて(積極的黙認や事実上の容認を含みます)の奴隷貿易は、一説には数十万人と言われ、規模が違います。資料によっては50万人とか。

安土桃山時代の日本の人口が、1000万人と言われているので、その割合はすごいものがあります。どちらも数字が正しければ、ですが。

 

海外へ売られた人たちの凄惨さたるや、これも筆舌に尽くしがたいものがあったようです。

 

伊達政宗がローマ教皇のもとに少年たちを派遣していますが、その少年たちの手記や報告書には、日本人奴隷(とくに女性)たちの悲惨な状況が記されています。

歴史資料なのでそれが虚構という可能性、記述すべての正確性のなさ、は無視できませんが、

少なくとも、日本人奴隷はキリスト教の団体を通じて海外に売られていた、ということは事実かと思われます。

実際、少年たちの中には、日本に帰ってから海外の日本人奴隷のありさまを見て、キリスト教を捨てた人もいます。

帰ったら禁教令が出ていたという背景もありますけども。

 

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このような情勢下、豊臣秀吉とイエスズ会との間にこんな手紙のやり取りがありました。

秀吉)

第1条 宣教師たちはどんな根拠、理由で、 秀吉の臣下をキリスト教徒になるよう強制するのか?

イエスズ会)→強制はしていない。布教しているだけ。

秀吉)

第2条 なぜ宣教師たちは、その弟子や教徒をけしかけて神社仏閣を破壊するのか?

イエスズ会)→宣教師らは、決して暴力を用いたことはない。教徒が自分で判断して神社仏閣を破壊しているだけで、宣教師のせいではない。

ただ、キリシタン大名がこのこと(神社仏閣の破壊)を奨励したことについては、宣教師たちはこれに賛成はした。

秀吉)

第3条 なぜ僧侶を迫害するのか?

イエスズ会)→決して仏僧を迫害したことはない。論戦で仏教の誤りを指摘したことにどどまっている。

秀吉)

第4条 なぜ宣教師とポルトガル人は、牛馬を食用するのか?

イエスズ会)→牛肉は食べるが、馬肉は食ったことがない。牛肉を食べるなというならやめてもいい。

秀吉)

第5条 イエズス会日本支部の総帥であるコエリヨは、ポルトガル人らが、日本人を買って奴隷としてインドに輸出するのを許可するのか?

イエスズ会)→奴隷売買があるのは、日本人が売るからだ。まず売ることを禁止してくれ。

 

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この手紙のやり取りのあと、秀吉からイエスズ会に対して

・売っぱらった奴隷は日本に戻せ。

・なんならお金を払ってもいい。

と申し出ています。

 

といったやり取りがなされたのち事態が解決しないため、出されたのが、【バテレン追放令】です。

奴隷貿易があることをお互いが認めたうえで、話し合って、ダメだった、というわけですね。

 

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バテレン追放令を端初として、キリスト教の禁教令につながってゆくわけですが、そもそもの追放令を出せた、というのが、歴史的にすごいことだと思います。

当時のキリスト教は、武器の仕入先であり、火薬の仕入先であり、文化的側面から見ても、とてつもなく大切な取引先であったはずです。

かの伊達政宗も、ローマ教皇に手紙で「領地をキリスト教の国にするから、宣教師を派遣してください」とつづっています。秀吉に降伏する前かな。

 

秀吉があの時にバテレン追放令を出さなければ、日本のキリスト教化は進み、他の世界の被植民国と同じ運命を辿っただろう、というのが、歴史家かいわいでの見解です。

日本という国は、オーストラリア大陸と同じようになったのではないでしょうか。

白人が海岸で遊ぶ美しいイメージ?

日本の海岸は、オーストラリアのゴールドコーストと同じようになったかも。

(まあ、日本人含めて人間というのは大なり小なり、侵略の歴史なので、どっちがどうということはないのですけども…)

 

ともかく、今回のタイトルに関係することを書きますと。

間違いなく思うのですが、日本人という人種は、世界に散らばり、安住の地は得られなかったと思います。

これは間違いないだろうなぁ。

 

秀吉は、以上の点から、すごいと思います。

 

農民からの大成功ストーリー?一夜城?中国大返し?小田原征伐?関白就任?

いえ、【日本が植民地にされるのを未然に防いだ】という点がすごいと思いますね。

後世につながる業績、かもしれません。

あくまでも個人的には、です(笑)

 

書ききれないものがたくさんありますし、支離滅裂な部分もあったと思いますが、キリないので、ここらへんでおいとまを…

ご興味あれば、上に出てきたワードでネット検索してみていただければと思います。

 

投稿者:崎田 和伸

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